In The Dark Night

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魔印

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A.魔神に対する基本的な考え
アーグリフ/ベイレムーヴァ/ボリヴァドゥス/カアス/メローディア/オクルス/パラモル/ペルモー/スーペルス=マーキナ/ティネア/バルデウス/イルルニィ/モルトゥス/カーネイジ/レオノーラ/クエーシャ
B.魔印に対する基本的な考え
B−1.武神アーグリフの誉れ
B−2.深淵なるペルモーの智慧
B−3.闇の天使の御子


■魔神に対する基本的な考え  

 魔神たちについては、ルールブックや各種サプリメントで語られているとおりですが、In The Dark Nightで彼らを取り扱う時には、少しだけ注意して欲しいことがあります。
 それは、魔神は堕落のきっかけであっても原因ではなく、強大な邪悪であっても究極の悪ではない、というスタンスです。
 魔神たちは確かに忌むべき存在であり、恐るべき存在であり、倒すべき闇の眷属であるのですが、ブレイド・オブ・アルカナにおいて最大の強敵は、闇に捉われた“口をきく者”であり、殺戮者であることは覚えておいて下さい。
 なお、主な魔神についてのIn The Dark Nightにおける補足は、次の通りです。
   もちろん、モルトゥスや不死王カンなど、活動し始めると倒す以外に手段の無い存在も居るわけですが……。
 では、ルールブックに掲載されている魔神を、否、裏切りのフェルミオンが解放した111柱の魔神を全て倒せば世界は救われるのか?
 答えは、問うまでもなく明白であるはずです。
▼“雷帝”アーグリフ(CoF012)
 彼だけは、他の魔神とは趣を異なる存在とします。すなわちアーグリフは、真教によって魔神となった野蛮なる古代ヴァルターの異教神であり、独自の異なる神話体系と神格を持っているのです。
 このスタンスを再現するために、アーグリフについては限定的ながら帰依と魔印の取得が可能になっています。
 
 詳しくは後述の「武神アーグリフの誉れ」を参照してください。
▼“黄金の魔竜”ベイレムーヴァ(CoF016)
 ベイレムーヴァの出自はアルカエウスであり、アーの恩寵に背を向けて闇に堕ちた裏切り者です。もっとも、彼が竜以外の口をきく種族に力を貸すことはほとんど無いでしょう。
   
▼“絶滅者”ボリヴァドゥス(CoF020)
 地獄の軍団の副団長にして、灼熱の龍フレギアをも喰らった血も涙も無い殺戮の魔神……のはずなのですが、兜を脱ぐとどうもお茶目さんになってしまうようです。
 
 彼と引き分けたM.A.Dが凄いのか、あえて引き分けて最も強力な剣を利用するボリ様が偉いのか……。
▼“絶望を飲み干す者”カアス(CoF024)
 今回の出世頭という気がします。単なるオークの魔神から、芸術的な殺人技術と狂熱的な殺人衝動、そして北狄の王たるに相応しき奸智を備えた強力な魔神に格上げされました。使えるネタが満載です。
 
 殺人者の守護者としてのカアスは、“あかいゆめ”そのものと表現するとグっと狂気と怖気が増幅されそうです。
▼“月を落とす者”メローディア(CoF028)
 まさかシャハスの奥さんだったとは……。麗しき闇の月の女神の加護と恩寵を受けた者、特に月光の子はちょっとシャレにならないです。女性PCはマジで気をつけたほうがよろしいかと。
 
 イスマリア聖十字女学院を始め、主だったアーの恩寵を受ける場所の門を、月光の子が正面からくぐるのは困難でしょう。
▼“裁く者”オクルス(CoF032)
 超美男の魔神にして、10大魔王の議長。イメージはアスタロトあたりでしょうか?
 メローディアとは違った意味で、やはり女性PCは要注意な魔神の一柱でしょう
 
 領域作成能力はありませんので、注意です。
▼“永遠の恋人”パラモル(CoF036)
 実はもの凄くシナリオの素材にし易い魔神です。GM本人がとり憑かれたりしないよう、要注意。
 
 マルガレーテ妃は、自覚の無い取引者、でしょうか。
▼“賢者”ペルモー(CoF040)
 大愚エルとの微笑ましい(!)逸話のお陰で、えらく株を上げた魔神。彼もアーの敵対者ですが、独自の倫理観と策謀によって聖痕者に味方することもある魔神です。
 このスタンスを再現するために、ペルモーについても限定的ながら帰依と魔印の取得が可能になっています。
 
 詳しくは後述の「深淵なるペルモーの智慧」を参照してください。
▼“苦悶の機械”スーペルス=マーキナ(CoF044)
 現在知られているスーペルス=マーキナと、地竜イカルプスの逸話に登場するスーペルス=マーキナは、別存在であり同一者です。すなわちダッハの巨兵に力を与えたのもスーペルス=マーキナであり、魔神を喰って機械の魔神となったのもスーペルス=マーキナなのです。
 
 時間跳躍の魔印は存在しますが、時間遡行の魔印は存在しないことにします。本当はあるかも知れませんが、使徒オービスが∵封印∵しているのかも知れません。
▼“魔将”ティネア(CoF048)
 どうやら、この妖精将軍のおかげでハイデルランドにも麗しきヴァンパイアたちが登場できるようです。活用しましょう。
 
 ティネアに拠らず自然を祖とする吸血鬼を“真祖”と呼ぶ、としておきます。
●以下、CoF以外の魔神  

▼“疫病神”バルデウス(p265)
 この異界異形の魔神に帰依したがる者が居るかどうか不明ですが、帰依して得られる(相当品としての)魔印は次の5つとします。奇跡級の魔印は持っていません。
《突破の印》《竜翼の印》《死の風の印》《治癒封じの印》《熱狂の印》
 
 バルデウスは、アーグリフらと同じく独立系の魔神です。
▼“嘆きと憎悪の魔女”イルルニィ(p266)
 まがりなりにも元アルカエウス。そう簡単には滅びやしないのです、この御方も。帰依して得られる(相当品としての)魔印の組み合わせは、次のとおりとします。
 なお、イルルニィの使徒であるハルパンナ及びクックラカンからも、これらの魔印を入手することができます。
 ・特技級の魔印:“永遠の恋人”パラモル
 ・奇跡級の魔印:“魔将”ティネア
 
 イルルニィは、ペルモーらと同じく聖母派に属します。
 また、CoF211に紹介されている「物語」のうち、左段22行目から始まる因果律に関わる魔神は、このイルルニィである、との説があります。
▼“闇天使”モルトゥス(p266)
 もっとも力あるアルカイが堕落した姿、あるいは蛇王シャハスの盟友とも表現されるモルトゥスには、他の魔神には無い力強さと柔軟さが共存します。帰依して得られる(相当品としての)魔印の組み合わせは、次のとおりとします。
 ・特技級の魔印:“絶望を飲み干す者”カアス、“月を落とす者”メローディア、“絶滅者”ボリヴァドゥス
 ・奇跡級の魔印:“絶望を飲み干す者”カアス、“月を落とす者”メローディア
 
 モルトゥスは、ボリヴァドゥスらと同じく原蛇派に属します。
 長期間の封印により、彼の帰依者は現在では激減していますし、他の魔神の魔印を持っていることは稀でしょう。
 この設定は、モルトゥスの帰依者たちを登場させる際の参考にして下さい。
▼“飢餓の剣王”カーネイジ(MoM082)
 聖剣ペナンスの影から、魔神を滅ぼすために生み出され、幾多の魔神を喰ってきた魔剣カーネイジは、およそあらゆる魔印を飲み込み、闇の鎖と同一化した恐るべき存在と化しています。
 全ての武器の王とも言われる魔剣カーネイジは、帰依者の魔器に己の魔印を刻むことで下僕とし、破壊と殺戮によって流れる血を刃に啜らせているのです。
 ・特技級の魔印:技能欄に<軽武器><重武器><射撃>のあるもの全て
 ・奇跡級の魔印:∵爆破∵類似品、∵魔器∵類似品、武器に効く∵紋章∵
 
 カーネイジは独立系の魔神ですが、どの魔神の味方でもありません。

 カーネイジの魔印が刻まれた魔器は“カーネイジの落とし子”と呼ばれます。
 カーネイジに支配された者は、すべからくこの“落とし子”を揮い、破壊と殺戮を撒き散らすことになります。

▼“虚無を従えし者”レオノーラ(SSS.vol.1)
 もともと魔神イルルニィに魅入られて魔神となった彼女ですが、ハルパンナやクックラカンと一線を画しているのは、他の魔神には無い、最も闇に近い力である“虚”の元力を自在に操れるからだとも言われています。
 レオノーラの使徒となった元力使いは、次の魔印を授けられます。
 ・特技級の魔印:技能欄に<元力>のあるもの全て
 ・奇跡級の魔印:《破壊の印》《拡張の印》《選択の印》《収穫の印》
 
 レオノーラはイルルニィと同じく、聖母派に属しています。

 彼女の行動原理は、秘密結社セプテントリオン、及び全ての元力使いの殲滅です。
 また、元力の七宝珠に隠された何らかの力を求めているとも言われています。

▼“氷の女王”クエーシャ(SSS.vol.3)
 かつての魔導王国ゾマの女王にして、クスコの魔術王ダッハと恋仲であった女性です。ダッハを想うあまり骨の王にまでなりましたが、アーに帰依した彼の愛を得ることは叶わず、闇に堕ちました。
 魔神王シャハスの恩寵を受けているとも言われる彼女は、七つの大罪の印を巡るもう一人の主役であるのかも知れません。
 もともと契約により魔神を使役していたクエーシャの加護を受けた者は、固有の魔印を持たぬ代わりに、シャハスの加護によりあらゆる魔印の中から特技級3つ、奇跡級1つを選んで、固有の魔印のように取得することができます。
 
 クエーシャは形式上、原蛇派に属していますが、ボリヴァドゥスに従っているわけではありません。

 彼女の行動原理は、ダッハの残した7つの秘宝を使って世界を混乱に陥れ、彼の名声を叩き潰すことです。
 そして、彼がこよなく愛した“大愚”エルを闇の鎖に染め上げることだとも言われています。



■魔印に対する基本的な考え  

 魔印についての基本的な考え方は、ルールブック及びCoFに記述されているとおりです。つまり、魔印のルール的な取り扱いについては、全てCoFを適用することになります。
 ただ、魔印を何の制限も無く導入すれば、In The Dark Nightという環境に無用の混乱を招くのは火を見るより明らかですし、多数のキャラクターが集う場所で、魔印を入手したがゆえに過去の罪を悔いる者ばかりが溢れかえるのは、いかにもつまらないことです。
 そこで、In The Dark Nightでは基本的にPCが魔印を取得することは認めませんが、闇の力と光の恩寵の狭間で苦悩する英雄たちを表現する手段として、独自に次の3つの特殊因果律を用意します。
 なお、魔神の使徒となった者は例外なく《花押》を刻まれます。これを刻まれたまま[死亡]した者は、通常のルールどおり転生することはできませんので、よくよく注意してください。
   魔印を使用したい場合は、必ずCoFを入手する必要があります。
 また、PCとして魔印を入手する場合は、《花押》を除けば全て経験値を消費する必要があります。

 闇の力に魅入られた者は、他の如何なる特殊因果律も取得できません。たとえスペシャルキャラクターでも、複数の魔神に仕えることは不可能です。

 いちど死んだら転生ルールは使えませんので、「実は生きていた」も不許可です。

●武神アーグリフの誉れ  

 あなたは、この特殊因果律を取得することで、武神アーグリフを信奉する古代ヴァルターの野蛮で未開で荒々しく、力強い時代の信仰を何らかの理由で保ち続けていることになります。
 あなたは、自らの身に武神アーグリフを信ずる証としての印(すなわち、アーグリフの《花押》となります)を刻み、己の信仰の証として、アーの恩寵ではなくアーグリフの武勇を恃む存在となります。
 ただし、光のアルカナと闇の武神の双方から加護を受けるというのは、やはり相当に特殊な例であることは理解してください。あなたは、あえてアーの世界律の中で武神アーグリフの使徒たることによって、彼の魔神の勇敢な奴隷戦士となる試練修行を積む者であるのと同時に、いずれ正しき輪廻の輪に戻ることを期待されてアルカナの加護を受ける者でもあるのです。
   アーグリフ信仰に欠かせないアルカナは、やはりアルドールでしょう。アダマスやアングルスも相性は悪くありません。
▼規定と制限
 あなたは、最初からアーグリフの《花押》を所持しています。
 あなたは、経験値5点でアーグリフに属する特技級の魔印を取得することができますが、他の魔神に属する魔印は取得できません。
 あなたは、経験値でいかなる奇跡級の魔印も取得することはできませんが、所持しているアルカナの種類によっては、1つだけ奇跡とアーグリフに属する奇跡級の魔印を交換することができます。
 ∵絶対攻撃∵or∵無敵防御∵→《勝利の印》
 ∵再生∵or∵不死∵→《転生の印》

 いちど魔印と交換した奇跡を属するアルカナは、聖痕の解放に伴う交換を行うことはできません。また、魔印を奇跡と再交換することもできませんので、ご注意ください。

 
注意!
 《転生の印》を、闇の眷属以外の者に使用した場合、あなたはアーの恩寵を失い、よってアーグリフに呼び戻されます。つまり、必ずNPC化します。
 また、アルドール/フィニス/アダマスのアルカナを持っていても、魔印と交換できる奇跡はどれか1つだけです。
●深淵なるペルモーの智慧  

 あなたは、この特殊因果律を取得することで、賢明なるアクシスでもなければ、深遠なるオービスでもなく、膨大な知識を蓄え奸智に長けた魔神ペルモーの加護を受けることになります。
 智を好むペルモーは、あなたの知識を収奪するという目的のためだけに、あなたの身に己の魔導書たる証としての印(すなわち、ペルモーの《花押》となります)を刻む換わりに、アルカナすら届かぬと思える秘儀をあなたに授けたことになります。
 ペルモーは、あなたが死後に己の魔導書となること以外を望みませんので、与えられる恩寵は十分に吟味されています。また、十分な知識を蓄える前にアーの使徒に狩られることも望みませんので、彼らとの協調は推奨されます。むしろ、そのためにあなたは魔印を持ちながら、刻まれし者としての意思を保っていられるのかも知れません。
 仮に、同じペルモーの使徒と戦うことになったとしても、それすら実際にはペルモーの深淵なる策謀の結果なのです。
   やはりアクシスやエフェクトス、オービスといったアルカナがペルモーの使徒には似合います。
 逆にとことんまずいのが、実はアングルスです。ペルモーがアングルスをどう思っているのかは定かではありませんが、己の魔印を刻むのではなく、そっとしておくことを望むのです。

 よって、アングルスの持ち主はペルモーの使徒にはなれません。逆にペルモーの使徒になってからアングルスのアルカナを手に入れれば、彼は苦笑いしながら喜ぶのかも知れませんが。

▼規定と制限
 あなたは、最初からペルモーの《花押》を所持しています。
 あなたは、経験値5点でペルモーに属する特技級の魔印を取得することができますが、他の魔神に属する魔印は取得できません。
 あなたは、経験値でいかなる奇跡級の魔印も取得することはできませんが、所持しているアルカナの種類によっては、1つだけ奇跡とペルモーに属する奇跡級の魔印を交換することができます。
 ∵拡大∵+経験値20点→《拡張の印》×2
 ∵模造∵→《混沌の印》

 いちど魔印と交換した奇跡を属するアルカナは、聖痕の解放に伴う交換を行うことはできません。また、魔印を奇跡と再交換することもできませんので、ご注意ください。

 また、あなたは“大愚”エルに対して現在or未来で幼子の因縁を取得しなければなりません。もし彼女に遭遇することがあれば、彼女の身の安全を護る事が最優先事項となります。

 
注意!
 《縮退の印》は、特技を組み合わせることには影響しないものとします。特技を組み合わせた「判定」1回ごとに3点のダメージとして扱ってください。

 アクシス・レクタが経験値を40点使っても、《拡張の印》が4つ手に入るわけではありません。

●闇の天使の御子  

 これは、LoGの特殊因果律No.091「闇の申し子」を、CoF導入後のIn The Dark Nightで運用するための措置です。「闇の申し子」の内容については、LoGを参照してください。    「闇の天使の御子」は、単独因果律です。
▼規定と制限
 あなたは、最初からモルトゥスの《花押》を所持しています。
 あなたは、モルトゥスの帰依者として扱われ、CoFのルール通り経験値を消費することでモルトゥスに属する魔印を取得することができます。モルトゥスに属する魔印については、“闇天使”モルトゥスの項目を参照してください。
 なお、この単独因果律をもってしても、他の魔神の魔印の取得、及び魔神の使役による魔印の取得はできないものとします。
 
 もちろん、モルトゥスの遺志に従う必要はありませんし、10個目の魔印を取得した瞬間に殺戮者と化すことにも変わりはありません。
 また、この因果律も魔印関係の因果律として扱いますので、他の特殊因果律と同時に取得することはできません。

最終更新日:2005年02月11日
2003.06.10 Ver1.02
2003.06.04 ver1.01
2003.06.03 Ver1.00